性病とは?
性病とは、性行為により感染する病気です。
性行為をしなければ、基本的に感染することはありません。
性病の主な症状は、性器が痛んだり、痒くなったり、膿が出たり等ですが、時には症状が全くないにも関わらず感染してしまっているというケースもあります。
性病はとてもナイーブな問題で、家族や友人にもなかなか相談がしにくい病気です。
かといって、放っておいても治ることはなかなかありませんし、性病の種類によっては、放置しておくと不妊症などの重大な病気の原因となってしまうものもあります。
もしかして、性病かも・・・
そんな時にどうすればいいか、まとめてみましたのでぜひご覧ください!
性病かもと思ったら
病院へ行く!
当然のことですが、まずは、病院へ行くのが一番安心です。
症状別に、受診すべき科目もことなってきますが、
〇男性の場合
- 尿道から膿が出る、排尿時に痛みがある、性器にできものができた → 【泌尿器科】
- 性周器の辺にできものができた → 【皮膚科】
- のどの痛み・違和感 → 【耳鼻咽喉科】
〇女性の場合
- おりものに異変がある、性器にできものができた → 【婦人科】
- 性器の周辺にできものができた → 【皮膚科】
- のどの痛み・違和感 → 【耳鼻咽喉科】
を受診するのがよいかと思います。
検査キットでの検査
病院を受診するのが、一番ですが、性病は、感染が疑われる状況や診察時の羞恥心でなかなか病院へ行きにくい方もいらっしゃるかとおもいます。
現在は、検査の方法も進化しており、検査キットをネットで申し込み、検体を郵送するだけで、検査を行ってくれる機関等もあります。
性病は、自分だけの問題ではなく放っておくと新たな感染者をだしてしまう可能性があります。
症状が軽症でもこれくらい大丈夫だろうと放っておかず、検査だけでもしておくのをおすすめします!
性病の初期症状
性病は、無症状でも感染しているというケースがある怖い病気です。
無症状だからといって、大丈夫というわけではありません。
不安に思うことがあれば、病院へ受診しに行くこと、検査をすることをおすすめします。
主な性病の初期症状・潜伏期間としては、病気ごとに以下のとおりです。
なお、潜伏期間については、個人差がありますので、それを過ぎたら大丈夫というものではありません。
〇男性特有の性病の初期症状
・クラミジア
初期症状・・・尿道からの分泌物や違和感
潜伏期間・・・1週間~3週間程度
・淋病
初期症状・・・尿道からの膿、排尿時の痛み
潜伏期間・・・2日~4日程度
・トリコモナス
初期症状・・・軽い尿道炎
潜伏期間・・・数日~数週間程度
・カンジタ性亀頭包皮炎
初期症状・・・亀頭の根元に白いカス・かゆみ
潜伏期間・・・1日~7日程度
〇女性特有の性病の初期症状
・クラミジア
初期症状・・・おりものの異常・不正出血
潜伏期間・・・1週間~3週間程度
・淋菌感染症
初期症状・・・おりものの異常・不正出血
潜伏期間・・・1週間~3週間程度
・トリコモナス
初期症状・・・泡立ったおりもの・おりものの悪臭
潜伏期間・・・数日~1か月程度
・カンジタ性膣炎
初期症状・・・おからのようなおりもの・かゆみ
潜伏期間・・・1日~7日程度
〇男女共通の性病の初期症状
・性器ヘルペス
初期症状・・・性器から太ももの付け根などの水疱
潜伏期間・・・2日~10日程度
・喉頭クラミジアや淋病
初期症状・・・喉の痛み・風邪のような症状
潜伏期間・・・数日程度
・尖圭コンジローマ
初期症状・・・カリフラワーのようなイボ
潜伏期間・・・3週間~8か月程度
・梅毒
初期症状・・・しこりや潰瘍など全身の皮膚症状・発熱
潜伏期間・・・1週間~13週間程度
・ケジラミ
初期症状・・・激しいかゆみ
潜伏期間・・・1か月~2か月程度
・HIV
初期症状・・・風邪のような症状・赤い発疹
潜伏期間・・・2週間~3週間程度
まとめ
性病は、性行為を行うことで感染しますが、性行為は子供を作るために必要な行為であり、人間の一生から切り離すことのできないものです。
性病をタブー視することなく、向き合って正しい知識を身につけ対策しましょう。
また、性病は自分だけの問題ではなく、パートナーにも感染させてしまう可能性のある病気です。
感染が判明したら、パートナーと同時に治療を行わなければ感知することができません。
不安に思い検査を行う際は、パートナーと一緒に検査をし、検査の結果を見てすぐに治療できる医療機関に行くのが一番いいかと思います。
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