1.天然パーマはシャンプーやトリートメントなどのヘアケアで治るのか?
結論から言うと、シャンプー等のヘアケアでは先天的な天然パーマは治りません。
天然パーマの原因としては、
- 先天性的なもの(遺伝等)が70%
- 後天的なもの(髪のダメージ、ホルモンバランスの変化、生活習慣の乱れ等)が30%
と言われています。
先天的な天然パーマは、そもそもの毛根の形状が直毛の方と異なっており、ヘアケアで天然パーマを完全に治すことはできません。
ただ、後天的なものの原因となっている”髪のダメージ”による髪のくせやうねりについては、日常のヘアケアで抑えることが可能です。
先天的な天然パーマの方でも、正しいヘアケアを学ぶことで、髪の毛の乱れを抑えられるかもしれません。
2.正しいヘアケアの手順
①ブラッシング
シャンプーをする前に軽くブラッシングをします。
ブラッシングにより、余分な皮脂やフケを浮き上がらせることができます。
また、髪の毛流れを整えることで、スムーズにに洗うことができ、無駄な摩擦や絡まりを防ぐことができます。
ブラッシングは、絡まった髪を無理矢理引っ張らずに、優しくほどきながら行います。
特に天然パーマの方は髪が絡まりやすいかと思います。
髪が長めの方はいきなり、根元から行うのではなく、毛先から順に行っていくときれいにほどけるかと思います。
スタイリング剤等でガチガチに髪を固めているときは指で、指でほぐすだけでも違ってくるかと思います。
ブラッシングのポイント
・毛流れを整える。
・ブラッシングの際は、髪を無理やり引っ張らない。
⇒人気の櫛・ブラシ
②予洗い
シャンプーをつける前に、ぬるま湯で頭皮の汚れを落とします。
指の腹を使って頭皮をマッサージしながら皮脂を洗い流していきます。
この予洗いでしっかり洗うと、髪の汚れの8割くらいは落とすことができるといわれています。
また、予洗いをすることで、余分なシャンプー剤を使わなくても十分に泡立つようになり、頭皮や髪へのダメージを軽減することができます。
髪の毛を濡らすというよりは、頭皮を洗うイメージで行うとよいかと思います。
頭皮の汚れをしっかり落とすために、まずはシャンプーを付ける前に、しっかり丁寧に予洗いをするようにしましょう。
予洗いのポイント
・髪を濡らすというより、頭皮を洗うマッサージするイメージで行う。
③シャンプー
まず、シャンプー剤は直接頭にかけないようにしましょう。
適量を手のひらに取り、しっかり泡立ててから使用するのが正しいシャンプー方法です。
シャンプー剤をそのまま頭皮に付けて、洗いながら泡立てたりはしないようにしましょう。
摩擦により髪の毛のキューティクルが剥がれてしまったり、シャンプー剤の刺激が頭皮に伝わり、髪の毛にダメージを与えてしまいクセの原因となってしまう可能性があります。
シャンプー剤を泡立てる時は、手のひらに取ったシャンプー剤にお湯を数滴混ぜて泡立てましょう。
泡立てることによりシャンプー剤による刺激が軽減されます。
シャンプー剤のつけすぎにも注意です。
すすぎ残しの原因となり、せっかく洗った頭皮に汚れを残すことになり、そのような状態が続くと頭皮から嫌な臭いが発生することがあります。
また、頭皮に必要な皮脂を取りすぎてしまい、頭皮が乾燥し、健康な髪を生やして育てにくくなる可能性があります。
シャンプーの適量としては
ショートヘア:5ml(1プッシュ半程度)
ミディアムヘア:6ml(2プッシュ程度)
ロングヘア:10ml(3プッシュ程度)
と言われています。
泡立てたシャンプー剤を頭に付けたら、髪を揉みこむように、頭皮をマッサージするように洗いましょう。
髪の毛をゴシゴシ洗いたい気持ちはわかりますが、ゴシゴシ洗いは、摩擦により髪にダメージを与えてしまう可能性がありNGです。
しっかりと頭皮を洗えたら、すすぎを十分に行いましょう。
特に生え際はシャンプー剤が残りやすいので注意しましょう。
すすぎ残しは頭皮トラブルの原因となります。
シャンプーのポイント
・洗う際は、髪を揉みこむように、頭皮をマッサージするように洗う。
・すすぎ残しの無いよう十分に洗い流す。
⇒人気のシャンプー
④トリートメント・リンス、コンディショナー
シャンプーの後は、必要に応じてトリートメントやリンス、コンディショナーを行いましょう。
トリートメントとリンス、コンディショナー似ているようですが、それぞれの効果が違います。。
・トリートメント
紫外線などから受けた髪のダメージを髪の内部から補修・修繕します。
トリートメントは、すぐに洗い流すと効果が出ないケースがあります。
というのも、液剤が内部へ入りこむのに時間がかかるため、つけおきしておいた方が効果がでやすいからです。
髪の毛にトリートメントをつけてから数分おいてしっかり内部へ浸透させてから洗い流すのがベターです。
・リンス、コンディショナー
髪の毛の表面に皮膜をはって髪の毛がガシガシしないようにするためのものです。
表面をコーティングすることで指通りの良いサラサラな髪の毛になりますが、リンスで表面を保護してしまうとトリートメントが内部へ浸透しなくなる可能性があります。
トリートメント・リンス、コンディショナーのポイント
・リンスは髪の表面をコーティングする。
・順番としては、トリートメント→リンス、コンディショナーの順。
⇒人気のトリートメント
⇒人気のリンス
⑤タオルドライ
濡れた髪はとてもデリケートなので、タオルで力強くゴシゴシと拭いてしまうとキューティクルが剥がれ髪が損傷する原因となってしまいます。
また頭皮も摩擦してしまい、抜け毛や薄毛の原因ともなってしまいます。
タオルドライの時も、頭皮のことや髪のダメージを意識して、優しく丁寧に頭皮や髪の毛先の水分を拭き取りましょう。
⑥洗い流さないトリートメント・ヘアオイル
ドライヤーの前には、洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)やヘアオイルを使用するとgoodです。
特に天然パーマやくせ毛、髪のパサつきが気になる方は、使用をおすすめします。
使用することで、髪をコーティングしてドライヤーの熱や紫外線などから髪を守ってくれます。
くせ毛の方は、乾燥や湿気で髪が膨らんだりうまくまとまらなかったりすることも多いかと思います。
洗い流さないトリートメントやヘアオイルで髪をコーティングすることで乾燥や湿気から髪を保護することができ、くせを抑えることが期待できます。
洗い流さないトリートメント・ヘアオイルのポイント
・乾燥や湿気による髪への影響を軽減できる。
・天然パーマ・くせ毛の方には超おすすめ!
⇒人気の洗い流さないトリートメント
⑦ドライヤー
長時間濡れたままの頭皮や髪の毛は雑菌が繁殖してかゆみや臭いなどの原因となります。
またパサつきやくせが出やすくなりますので、タオルドライしたら早目にドライヤーで髪を乾かしましょう。
最初はターボモードで全体をざっと乾かし、ある程度乾いたら、風量弱くして、セットモードでスタイルをセットしながら乾かしましょう。
毛先はすぐに乾くので、頭皮を温めるイメージで根元から乾かしていきましょう。
同じところに当てすぎるとダメージや髪の毛に変なクセが付いてしまう可能性があるので、あまり同じところに当てすぎないように全体を乾かす意識で行いましょう。
3.まとめ
天然パーマやくせ毛は、完全に治すということは難しいですが、正しい髪の洗い方を行うことでくせを抑えることは可能です。
特に男性は女性よりもヘアケアへの関心が少ない方が多いと思いますが、男性のほうが女性よりも皮脂量が多くフケやハゲ、かゆみなどに注意が必要です。
コメント